ラグランジェ

に気持ちを落ち着けて答える。強く断言するだけの自信はなかったが、ジョシュがいてくれるなら、おそらくもう心を乱されることはないだろうと思えるようになっていた。 「随分と簡単だね」  サイファは無表情で言う。けれど、ユールベルは引かなかった。 「簡単じゃなかったこと、おじさ通渠公司まなら知っているはずです。いくら縋っても私を見てくれなくて、拒絶されて、それでもずっと諦めきれなかった。そんな私の…

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